| ダイエットで痩せる運動療法の実際 | 著 者: 青銀杏 |
可能でしたら医師のメディカルチェックを受けて、
トレーニング実施によって病態を悪化させる要因
(膝・足関節なども含む)が
ないことを確認しておくのが良いでしょう。
また二次性肥満など、
痩せるためのダイエットを目的とした
運動療法の適応外になる病気がないことも
確認してもらうことが大事です。
身体運動による脂肪分解の結果生ずる遊離脂肪酸(FFA)は、
β酸化を経て、アセチル補酵素A(CoA)となり、
トリカルボン酸(TCA)回路で代謝されます。
したがって、
痩せるためのダイエットを目的とした運動療法としての運動は、
有酸素的なものでなければなりません。
具体的には、
散歩、ジョギング、ラジオ体操、
自転車エルゴメーター、水泳など全身の筋肉を用いる有酸素運動を、
中等度の強度
(脈拍:一般に120/分、60〜70歳では100/分)で
1回10〜30分(体力のある症例では60分)、
週3〜5日以上実施します。
なお、運動強度に関して、
可能なら乳酸閾値(LT:乳酸の産生が始まる運動レベル)を測定し、
LTレベルぎりぎりの運動を行います。
特別に運動を実施する時間がない場合には、
エレベーターの代わりに階段を使う、
通勤時にバスを1駅手前で降りて歩くなど、
日常生活中に運動を取り入れるようにします。
歩数計やライフコーダは
日常生活における運動量の把握に有用であり、
1日1万歩以上(最低でも7,500歩)を目標とします。
痩せるためのダイエットを目的とした
運動療法を実施する上では
次のようなことを注意しなければなりません。
ダイエットを目的とするのでしたら、
運動による消費エネルギーはそれほど大きくありませんので、
必ず食事療法も並行して行わなくてはいけません。
運動の実施前後には、
準備・整理運動を実施することも重要です。
肥満者は膝や足の障害を招きやすいため、
靴底の厚いスポーツシューズの使用を勧めます。
軽い運動を短時間から開始し、
次第に時間を長く、強度もやや強くします。
運動によるフリーラジカルの上昇防止の目的で
野菜や果物を摂取し、
ビタミンC、Eを必要に応じて医師に処方してもらいます。
ジム等で、
集団のなかで運動療法を行うことも、
継続するためには意味のあることです。
肥満症は代表的な「生活習慣病」であり、
食生活や運動習慣の長期にわたる是正により、
痩せるためのダイエットをすることが必須です。
ことに運動療法に関しては、
通勤や買い物など、日常生活のなかに
軽・中等度運動を取り入れるようことが重要です。
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痩せるダイエット
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